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そしてこれが全て嘘だったら

20センチ以上ある身長差は、
愛を育むのにはもってこいでしょう。

ごつごつした手と小さな手は
ぎゅっとするのにちょうどいいでしょう。

寂しくなったら抱きしめ合えばいい。
心の隙間は、カイロでは埋まらない。

泣けないのなら
代わりに泣いてあげればいい。
笑えないのなら
代わりに笑ってあげればいい。
いずれ2人でそうして
形が出来上がる。


まだまだ、不格好なそれでも
いずれ美しい形になる。
愛ってとても綺麗なんですね。






消えない現実

消せない、
消せない

お気に入り登録されたそれらは
いとも容易く消せるのに
保存された写真だって
クリック一つで消せるのに。

脳内にこびりついたそれは
どんなに目を閉じたって
どんなに頭を揺すったって
消えることはない。

どうしてなのか
こちらを見据える瞳がつらいんだ

あれからどれくらいの月日が経ったのか
それでも消え去ってはくれない
その瞳や輪郭、全てが
襲い掛かってくる
私は記憶一つすら、
消すことが出来ないのか。
その現実がつらくても、
涙はでない。
それに襲われるばかりだ、
どうしてここまで苦しめる。
私は何をしたというのだ。

モスコミュールを飲んだことや
夜道を散歩したこと
ピザ食べたことや焼き鳥食べたこと
いやだいやだと思えば思うほど
歩み寄ってくるのはなんでなの。
手も握らなかったのに
なのに隣にいた
夜景やイルミネーションは
それどころじゃなかった、なのに
ぼんやりと脳内で光ってる。
人間的な何かが欠落しているのに
それすら気にならなかったのか。
目の前の欲望とはなんだったのか。
不釣り合いな店とマンションが
今でも忘れられない。
正解なんて今更誰にもわかりっこない。
どこまでも理解に苦しむ。
そんなことすら消せないで
私はもがいている。

上書きしたくても、
書き込むデータがない。
悲しすぎる現実に、胃がきりりと痛んだ。
今更過ぎるが。
必死に探しだした案も
ぶくぶくと加熱しすぎた
グラタンのホワイトソースみたいだ、
瞬く間にそのぶくぶくは消えていく。
ただのグラタンに戻っていく。

悲しくなってまた、
くたくたのブランケットに顔を埋めた。

簡単に消せるアドレス帳すら
消せないのは、怠惰だと、
逃げているのは知っている。





同じ穴の狢

暴走する僕を止められるのは
あなただけですよ。

愛されたことのない僕は
愛し方を知らないから
あなたを乱暴に愛するのです。

それはもう乱暴に。
無理矢理に唇を奪えば
無限に広がる夢と痛み。
気持ちいいじゃないですか。

綺麗な髪の毛から香る
甘い香りに僕は
どうかしてしまったみたいです。

明日はボタンを二つ外します。

あなたの秘密は僕の秘密です。

その胸だけが知っている
あなたの涙も声も
どうやら僕と同じようですね。





煙の向こうのひそひそ話

ウィーン、
遠慮がちになる機械音
気にすればするほど、耳障りになってきて
意識に近づいては離れてく。

もくもくと出ている煙を
透かして何か見えないかと、薄明かりの中
目をこらしてみても見えてこない
そりゃあ当たり前で
時間差でやってきた煙の匂いに
ささやかな幸せを感じてみる。
今夜はオレンジの香り。

今日はどれにしようかな
悩んだところであの人は今日も帰ってこない
それは分かっているのだけれど
そうじゃなくなればいいのにとか
ぱっちりおめめの可愛い子みたいな
思考を振りかざして
らしくないと自己嫌悪して
お馴染みのいちごミルクとにらめっこ
隣に貴方がいないから
いちごミルクはおいしくない。
ピンク色が泣いている。


大きな背中がだいすきで
ドアを開けようとした彼に
何も言わずに抱きついてみたら
呆れた顔して怒られた。
それはそれは、愛に溢れたお叱りで
思わず嬉しくなって思いっきり息を吸った
貴方の匂いが鼻腔を通って私の中に。
だから行ってらっしゃいって笑って
大きな背中を送り出した。
今日も彼は騎士になる。


テーブルの上にぽつん、
飲みかけのいちごミルク
ピンク色が悲鳴を上げている。
昨日も今日も、明日も、
騎士として生きる彼を
無事に帰還することを祈ることしかできない。
そして帰還する彼を一番に笑顔で迎えて
おかえりなさいを告げる。
貴方は不器用そうに笑うでしょう。
その笑顔が見れた私は
急いで冷蔵庫に駆け寄って
冷えたいちごミルクを取り出す。
甘い甘いピンク色。


地味なスーツをハンガーにかけて
ネクタイを邪魔そうに外す姿は
相も変わらず色っぽくて
何度見ても心臓が高鳴ってとてもうるさい。

見惚れた貴方の横顔は
少し疲れている気がして、不安になって
真正面から抱きついた。
間抜けな声を出した彼が目の前にいる。
前髪伸びてるな、目にかかってる
邪魔じゃないのかな、でも、
そんなことつらつらと脳内に並べてたら
不思議そうな顔した整った顔立ちの貴方が
近づいてきた。
あれ、さっきより高鳴る心臓が、
コツン、ておでことおでこがこんにちは。
熱はないし、恥ずかしいし、なんて
まごまごしてたら
息吸うタイミング逃した。
息を吸えない幸せ。
貴方はどこまで私を苦しめれば気が済むのですか
喉はごくりと静かに音を鳴らした
脱ぎかけの白いYシャツがひどく色っぽい
鍛えられた胸板は世界平和へ続く
貴方の正義があれば明日も地球は廻る

ピンク色が歓喜した。


月が照らす小さな部屋の
テーブルの上のいちごミルクは空っぽ
吸って吐いた息は
一つになって溶けた
夜の静寂の奥、深く

煙草の匂いがする貴方を、
明日もまたオレンジの香りで送り出す。





ゆらりゆらゆら

高まる鼓動は
どこへ消えた

小さくしぼんだ
悲しきピエロの
喜怒哀楽ショー

笑いもしなければ
泣きもしない
感情はぐるり宙ぶらりん

飛び出す勇気を知らない
感情はしゅるしゅると
音をたてて倉庫の隅の方へ

知らん顔で歌ううたは
思ったより刺激的で
惑わすにはもってこいだけど
私にはひどく不釣り合い

涙でにじみそうな
画面とにらめっこ
これが現実ならば
もっと楽しくて
幸せなのに
どうしてうまく
笑えないの?





有象無象

黄色い気持ちが
心を渦巻くよ
ココが痛いと
誰に訴えよう
貴方に届け
この想い


慄く身体
嘘なんてひとつもなくて
真実しか話せない
そうして壊れてゆく
人という生き物

憎悪は自らに
嫌悪は自らに
精神に依存する
心は弱く脆く
貴方を支えに
立っているの


此処には何もない
枯れ果てた砂漠でも
花が咲くのは
貴方が見付けてくれたから



赤い気持ちが
心に渦巻くよ
紫色した痣が
痛々しく
生きてる証とばかりに
くっついて離れない
痣なんかより
もっと綺麗な
生きてる証が欲しかった






ひび割れたソープと浴槽と

自分のからだのなかに
貴方が存在すればいいのに

この中にあるのは
紛れもない自分自身

もっと強く
貴方に触れたいだけなのに
それが上手くいかないのが
この地球上でひととして
いきてるが故なのか


これっぽっちも楽しくないから
考え思い馳せても
つらくなるだけ

それを埋めてくくれる
幸福も快楽もない
誰も与えてくれない

誰にも与えられない
欲されてないから
それが摂理なら
辞めてもいいや

ぬるい湯槽に
愛を沈めて
窒息死させる
愛情が
心を掻き乱して
泡となり消える

錯乱した感情を
振りかざした貴方すら
愛しいのに

青いシャツを漂白して
さめざめと
貴方の本性剥き出しにして
それすらたまらなく
愛しいのに
愛は窒息死
泡に埋もれてもがき苦しむ
貴方の前髪に触れて
考えたい
貴方のなかの一番の
方法
ロボットを越える方法
届かない背丈ぶん埋めるのは
愛か憎悪か快楽か
いいえ椅子を持ってきます
その椅子で永遠を誓う
これが最後になればいい

なかなか越えられない
泡でできた壁
息吹き掛けたら傾いたのに
貴方は一向に傾かない

吐息が足りないの?
愛が足りないの?
泡まみれの愛情が
からだの回りにはりついた





サヨウナラ

何かを犠牲にして得る幸せってなんだろう

犠牲にするものがないから
絶望してしまうのだろうか

幸せより悲しみが勝れば
人は幸せのために努力する


犠牲にするものがなくて
この先に光が見えない。


もう無理だって考える



もう遅い。手遅れだ





雪の降る街の地面

20111015_022125.jpg
なんでアイスクリームが
おもちに囲まれてるんだ

って疑問を持ったらその時点で終わりだろうか。


薄っぺらく、引っ張ればだらしなく伸びるその餅を、食べたらなんだか得体の知れない重圧みたいなものに押し潰されそうになるわけで。

重圧という言葉はかっこつけた言葉で、正確に言えば違うもの。
言葉にするには難しい。

世間の言葉に合わせるなら、厭らしい、この言葉が近い気がする。でも違うかもしれない。
なにか、厭らしいことをしているような、罪悪感にも似た、背徳行為に手を染めてしまった感覚に似ているのだ。
こんなアイスクリーム如きで、何かを穢されているような、もう元には戻れないような。

その感覚すら危うく、しかし楽しんで食べているかと言えば一切そんなことなどない。
不安や不信感すらわいてくる。


結局この得体の知れない感覚に陥らせる食べ物は凶器だ。

だらしなく伸びた餅は、嘘はつけない気がしてならない。





秘密裏に手に入れた青い羽根

蝶は舞っている姿が美しい。
標本の中でぴくりともしない姿は
面白くなくて魅力を一つも感じない。



身悶える妖艶な姿が美しいよ
婀娜っぽい瞳と嬌声に
どうにかなりそう。





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